モニタリング~施策のコンパス~

モニタリングとは?

ある指標を定期的に測定して記録することを意味します。

仕事については特にですが、成果を上げて評価されるために、
行動と結果を紐づけて振り返る必要があります。

そして、PDCAサイクルのなかでは結果をもとに
次の行動を決めていくわけですから、
何をしたらどうなったかというのは日々記録していくべきでしょう。

ポイント
  1. 指標を決める
  2. 記録する
  3. 定期的に改善案を検討する

1. 指標を決める

ずは何をモニタリングするかを決める必要があります。
webサイトでいえば、流入数なのか、直帰率なのか、
コンバージョン率なのか等、
施策に合わせてモニタリングする指標を決めましょう。

また、モニタリングする指標は数値化できるものが良いでしょう。
なぜなら、データとして扱いやすいからです。
比較や平均値、傾向を掴むために数字で追うようにすることが大切です。

2. 記録する

記録をつけておかないと、変化に気が付くことができず、
いつ変化したのか、なぜ変化したのかという分析ができないため、
どう改善したら良いかわからなくなってしまいます。

重要指標については漏れなく記録することをおすすめします。

3. 定期的に改善案を検討

モニタリングする目的は、改善案を検討するためです。
したがって、検討する時期も決定してしまうと良いです。

これも施策によって最適なスパンは異なりますが、
少なくとも月次でまとめておくのが良いかと思います。

まとめ

記録をつけてモニタリングを習慣にすると、
昨日と今日、先週と今週、先月と今月を比較するなど
あらゆる角度から状況を分析することができます。

こうして日々積み重ねたデータを使って、
次の改善策を検討していくことができます。

結果を客観的に見れるようにしておくと、
望む結果であれば嬉しいですし、
期待通りの結果でなかったとしても、
次はもっと頑張ろう!と前向きに取り組めるようになるので、
精神衛生上も良いかと思います。

マーケティングの仕事をする中で、様々な施策を立案していきますが、
私はまず「いつ、どのように効果測定をするか」という点を重要視しています。

どうなると成功なのか。
最初から「完璧」は目指さない。
とりあえず計画を立てたらやってみる。
やった行動の結果をモニタリングする。
モニタリングしたデータを分析する。
何をどう改善するか考え、また行動する。

その繰り返し。
そして継続。

やっていく中で徐々に良くなっていくし、
「最適解」が見つかっていきます。

PDCAはその「最適解を探す旅」だとすると、
モニタリングはその「マイルストーン」ということですね。

↓こちらもぜひ
結果に一喜一憂しない
PDCAと逆算思考

おすすめの記事