差別化のためのフレームワーク〜STP分析〜

今回は、以前投稿した「実務の全体像~マーケティング戦略の流れ~」の中で登場した
STP分析について記します。

そして、STP分析の前提となる3C分析のフレームワークについては
こちらの記事に記していますので、ぜひご覧ください。

さて、STP分析とは
Segmentation
Targeting
Positioning
のそれぞれの頭文字をとって呼ばれています。

STP分析の目的は、顧客のニーズを把握し、
他社と差別化を図ることを通じたマーケティング戦略のための考え方です。

戦略の本質は、「差別化」

いかに独自のポジションを見つけるか、
すなわちどのように差別化を図るかを検討するということが
このSTP分析の目的です。

ポイント
  1. 市場を細分化する(=Segmentation)
  2. ターゲットを決める(=Targeting)
  3. 圧倒できる位置を明らかにする(Positioning)

1. 市場を細分化する(=Segmentation)

市場(マーケット)という漠然としたものを、ニーズごとに細分化していきます。
このようにしてできたニーズごとに分けられたグループをセグメントと呼びます。

2. ターゲットを決める(=Targeting)

ニーズごとに細分化してできたセグメントのうち、
どのセグメントがターゲットとなるのかを検討し、決定します。

3. 圧倒できる位置を明らかにする(=Positioning)

自社の強みや他社の状況については、すでに3C分析のプロセスの中である程度判明していることが前提になりますが、どんな指標であれば自社が優位性を保つことができるかということがわかります。
その指標をポジショニングマップを使い、明らかにするというのがこのステップです。

↓こちらもぜひ
▶︎実務の全体像~マーケティング戦略の流れ~
▶︎フレームワークの全体像~3Cの分析~

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