会議のための会議は不要?~根回しは“急がば回れ”~

以前、緊急性と重要性の観点から
タスクの優先順位を整理するという記事の中で、
緊急でもなく重要でもないというタスク、
すなわち、「仕事のためにする仕事」は必要最低限に留める
ということを記しました。

しかし、「仕事のための仕事」であっても、
会議のための会議、
つまり「根回し」の場合は重要であると思います。

何かを決める際、会議という合議体で決めるというのが
一般的であると思います。
意見が割れる議題について、意見が割れてしまった時に、
結論が出ずに結局先送りになってしまうと、
なかなか物事を先に進めることができません。
どのように取りまとめるか。
自分が実現したい結論を導くための努力として、
根回しは必要です。

また、根回しをしておくと、
単純に協力者を増やすことができるだけでなく、
相談をする中で問題点が見つかったりする
その点をクリアしてから会議に臨むという準備をすることができます。

この根回しは、仕事のための仕事ではありますが、
あなたにとって重要なタスクを進めるために決めておく必要があるのであれば、
しっかり根回しをして備えておくということは、決して無駄ではありません。

むしろ、結果的に遅延を防ぐことにつながります。

そして、この根回しをしやすくするために、あるいは協力者をつくるためには、
日々のコミュニケーションを通じて信頼関係を築くということが大事です。

このように、今目の前にあるタスクに取り組むことも重要である一方で、
一見したらあまり関係ないようなあるいは劣後させるようなことであっても、
実は重要なタスクにつながっているといえます。

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